2025-12-26 配信

【速報】東邦銀行が大東銀行の株式取得で筆頭株主に…「互いの強みを活かして連携することが重要」(福島)

福島県内に本店を置く2つの地方銀行のうち、第一地銀の東邦銀行が、第二地銀の大東銀行の筆頭株主となったことが分かりました。

東邦銀行によりますと、大東銀行の筆頭株主だったHSホールディングスから、HSが保有する大東銀行の株式売却の打診を受け、26日の取締役会でこの株式取得を決議し、HSとの株式譲渡契約を締結しました。(26日付)

大東銀行によりますと、今回の株式取得により、東邦銀行は所有する大東銀行の持ち株比率が1.56%から19.67%に上昇し、筆頭株主となりました。

東邦銀行は「主たる営業基盤である福島県において人口減少に歯止めが掛からない中、地域の持続可能性を高めるためには、同じ営業基盤を持つ地域金融機関同士が健全な競合関係を維持しながらも、お互いの強みを活かして連携することが重要と考えた」として、「今後、関係強化に向けて大東銀行と協議を進めていく予定」としています。

一方、大東銀行は、「当行は安定経営を続けており、これまで以上に地域社会やお取引先の課題を解決することにより、持続的で安定した収益を上げていくことを社会的存在意義と捉え、その実現に向けて取り組む」とし、「経営統合等に関する協議・検討は行っていない」と説明しています。

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