2026-04-08 配信

子どもたちを見守り続けて 晴れの日も雨の日も…通学路ボランティアを続ける男性(福島)

今週から新学期がスタートしました。
子どもたちが新たな気持ちで学校へ通うこの季節。
福島県会津美里町には、登校する子どもたちを6年前から見守り続けている男性がいます。

西田健さん(69歳)。

新学期が始まった6日、西田さんは明るく声をかけながら、子どもたちの通学を見守っていました。

西田さん
「ここの四つ角を通る子どもには絶対に交通安全に気をつけてほしいし、大きな挨拶をしてほしい」

子どもたち
「とても素敵な方です!見守ってくれて嬉しい」
「優しくて挨拶してくれて感謝しています」

西田さんは6年前から、晴れの日も雨の日も、毎朝同じ場所で子どもたちを見守り続けています。

この活動は「本郷こまわり隊」の朝の挨拶運動と交通指導の一環で、22年前から先代の方々が続けてきたものです。

西田さんはそのバトンを受け継ぎ、現在は隊長を務めています。

「本郷こまわり隊」は2004年に発足し、通学時の交通整理だけでなく、振り込め詐欺防止の啓発活動なども行っています。

その活動が評価され、去年警察庁と全国防犯協会連合会から表彰を受けました。

現在、50代から80代までの25人が所属し、それぞれの場所で子どもたちの通学を見守っています。

西田さん
「自分の健康にもつながるし、子どもたちと挨拶できることが一番の健康のもと」
「人のために、というよりも、自分が気分良くなれることがボランティアの良さ」

大学生の頃から奉仕活動に取り組んできた西田さんは、現在、会津美里町観光協会の理事も務め、朝の見守りのほかにも、放課後子ども教室「Go郷寺子屋」で盆踊りや昔遊びを教えるなど、さまざまなボランティア活動に携わっています。

また、美化活動の一環で花を植えたり、地元の豆まきイベントでは鬼役を務めたりと、地域のために幅広く活動しています。

さらに、西田さんは18歳から旅行記や日記をつけ続けていて、旅先で集めたスタンプや手書きの地図でノートを彩っています。

毎日欠かさず日記をつけ、子どもたちの様子や日々の気付きを記録し、見守り活動が何日目かも分かるそうです。

子どもたちの新生活が始まった6日、西田さんの見守りは961日目を迎えました。

朝7時前には交通量の多い交差点に立ち、本郷こまわり隊の旗を掲げて、子どもたちを待ちます。

今年度も朝早くから、子どもたちの安全を守る日々が続きます。

西田さん
「大変だと思ったことはありません。毎日子どもたちに会えるからだと思います」

この日は51人の子どもたちの安全を見届けました。

こまわり隊の活動の成果もあり、この地区の通学路での事故は長く起きていません。

70歳を迎える今年も、西田さんは健康に気を付けながら、本郷こまわり隊の活動を続けていきたいと語ります。

6月上旬には、見守り活動が1000回目という節目を迎える予定です。

今年度もいつもの通学路で、明るく子どもたちを迎えます。

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