2026-06-04 配信

「壊したら終わってしまう」 大熊町で中間貯蔵内の遺構・文化財保存活用に向けた検討始まる(福島)

大熊町の中間貯蔵施設に残される公共施設の保存や活用の検討に向け町民や有識者などが集まり初めての会議が開かれました。
大熊町は中間貯蔵施設内に残される公共施設のうち、熊町小学校については町民から震災遺構として残して欲しいとの声が多くあがっていることから、先行して保存へ向け検討を続けています。こうしたなか町は4日、保存や活用方法を検討するワーキンググループを初めて開催し町民や有識者から意見を募りました。
会議に参加した大熊町の木村紀夫さんは語り部などの伝承活動を行っていて熊町小を遺構として残したいと考える1人です。

【木村紀夫さん】
「原子力災害、複合災害ですね。それがどういうものだったのかっていう部分について、ちゃんと伝えなければならないってところですよね」

一方で話し合いの中では「次の世代が決めることではないか」、「全員が残したいという意見ではない」などの声があがりました。

【木村紀夫さん】
「壊してしまったら終わっちゃうんですよ。せめて、どういう活用するかも大事ですけど、せめてあそこを残していかないと、もうそれでゼロになっちゃうので」

町は今後も会議を開く予定で町民からパブリックコメントを募集するなどして2026年度中に保存や活用の方向性を固める方針です。

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