2026-06-05 配信

「知能は3歳児並み」水道を使い窓の鍵も開ける?福島市で出没のクマ 専門家が解説(福島)

 ”知能性がある”クマとはー

福島県福島市に出没したクマは、居座っていた工場で水道をひねって水を飲み、仕掛けられたワナからエサだけを取り出して食べ、さらに、窓のカギを開けて逃走したとみられています。

これは偶然なのか、それともクマの能力なのか、専門家に聞きました。

話を聞いたのは、クマの生態に詳しい福島大学の望月翔太准教授です。

福島大学 望月翔太 准教授
「子どもの三歳児ぐらいの知能はある、またはチンパンジーと同じぐらいだと言われたりする。」
「クマの学習能力だったり、いわゆる手の器用さなんかから考えると、鍵をたまたまあったとは思うが、引っ掛け鍵が開いて、そこからガラガラと出てきたみたいなことは十分に考えられる」

また、こんな可能性も指摘します。

福島大学 望月翔太 准教授
「今回のクマが、仮に人里近くで生活をしていて、例えば空き家とか廃墟などを使った経験があるクマだとすると、ある程度構造を少し学習していて、人がいなくなった瞬間に窓の方に近づいてきて、こう鍵をうまくこう開けて見えたなんていうケースも考えられる」

市の職員が目撃したという、蛇口に前足をかけて水を飲んでいたという姿については。

福島大学 望月翔太 准教授
「外に水出るようなところが家もあるというのを学習している可能性ももちろんある。」
「あとはやっぱり鼻がいいので。水の匂いなどを感知して、この辺りから水が出そうだなってことで、ガチャガチャいたずらしていたら水が出たみたいな。その場合、完全なたまたまということもあると思います。」

そして、ハチミツとリンゴが入っていたわなにかからなかった理由は。

福島大学 望月翔太 准教授
「おそらくかなり警戒をしていた。そもそも今回の事故の最初の段階から、人に対して突っ込んでくるような行動とか、執拗に追いかける行動など、かなり興奮をしているクマだなというふうには思っていた。」
「ですので、その興奮の度合いからかなり警戒をして、なかなか罠に対してもうまくアプローチしてくれなかったっていうことじゃないかなという風には思う。」

一方、麻酔銃が命中したものの薬が注入できていなかったことについては、時期も関係しているといいます。

福島大学 望月翔太准教授
「ちょうど時期的に今、夏毛と冬毛が入れ替わるタイミングなんです」
「いわばその両方がミックスした状態でフェルトのような感じになってたんだと思うんですね。いや、クッションみたいな感じなので、深く筋肉の方までささりきらなかったという事案だと思う」

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